スペイン語の歴史について


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スペイン語とポルトガル語はなぜ似ているのか?なぜスペイン語にはアラビア語の影響がたくさんあるのか?なぜ、スペイン語は隣のフランス語よりもイタリア語により近いかなどはスペイン語の歴史を少し勉強するとわかります。

[スペイン語歴史概要]

スペイン語は古代スペインを支配したローマの軍隊と移住者が話していた俗ラテン語が基礎となり、その後中世に各地で発達し多くのスペイン語方言となった。

[スペイン語の歴史的経緯]

5世紀初頭の西ゴート族の侵入でゲルマン語の単語がはいり、8世紀頃に北アフリカからイスラム教徒が半島に侵入し、その後キリスト教徒によるレコンキスタ(「再征服」運動)が起こるが、この時期にラテン語の方言がロマンス語に変化した。

このロマンス語が後に、ポルトガル語、スペイン語、フランス語(以上西ロマンス語)、イタリア語、ルーマニア語(以上東ロマンス語)に分かれてゆく。

やがてレコンキスタによって最大の国となったカスティーリャ王国が1勢力をひろげるにつれて、その中からカスティリャ方言がしだいに標準語としてうけいれられるようになった。

このため、現在でもスペイン語のことをカスティーリャ語(Castellano)と呼ぶ人は多い。

そのほか11世紀以来、北西スペインのサンティアゴデコンポステラへむかったフランスの聖職者や巡礼者によってフランス語の語句がいちじるしくふえ、アラゴン王国の支配がイタリアにまでおよんだ影響でスペインでイタリア詩が大流行した 15〜16世紀には、イタリア語の要素がはいってきた。

この歴史的経緯により、文法などはラテン語の規則を多く受け継いでいるが、スペイン語の語彙(ごい)の大部分もラテン語が基になったが、アラビア語から借用したものも非常に多く使われている。それ以外にも、ギリシャ語、バスク語、ケルト語など、ラテン語がはいる以前の言語からとりいれた語も多い。

植民地や領土との関係から、北米先住民の言語などからも言葉がもたらされ、現在ではさまざまな学術上の借用語がふえつづけている。

[スペイン語とポルトガル語の歴史的関係]

言語の成立の経緯からしても、ポルトガル語はスペイン語と極めて近い言語である。ポルトガル語を母語としている人はスペイン語を聞いてもだいたい内容を理解できるようであるし、逆もそうである。

[スペイン語の歴史を学んでさらにスペイン語を理解する]

さらに専門的にスペイン語の歴史を探ることによって実用語学だけではわからないさまざまな言語現象の根源的な理由や地理的なバリエーションの実態を知ることができます

[スペイン語の歴史がわかる本の紹介]

・スペイン語の歴史(昭和堂)
・スペイン歴史散歩―多文化多言語社会の明日に向けて(行路社)
・ラテンアメリカのスペイン語―言語・社会・歴史(南雲堂フェニックス)


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